ジョナサン・アイブ/リーアンダー・ケイニー

 

ジョナサン・アイブ

ジョナサン・アイブ

 

 

 アップルにおいて、スティーブ・ジョブスの片腕として、デザイン面を統括された方についての評伝です。
 
 様々な革新的な製品により知られるアップルですが、そのデザインの素晴らしさでも専門家を中心に賞賛されています。

 その素晴らしさと言うのは、“シンプルさ”というのが評価としてよく言われるところですが、そもそもこれまでの工業製品のデザインと言うのは、機能やテクノロジーありきで、デザインと言うのは、ある意味服を着せるということで、あくまでも二義的なものであったのを、必要な機能と不可分の要素とすることで、究極までそぎ落とすことによって生まれた、というところがあるようです。

 ジョブス亡き後も、製品のクオリティや業績において、それほどのダメージが無いのは、アイブ氏があってこそとも言えるようですが、じゃあアイブ氏がいなくなるとどうなるんだろう…