『人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)』の楠木さんによる「左遷」の話です。
この本の冒頭では、数年前に大ヒットしたドラマ『半沢直樹』のラストシーンで関連会社への出向を申し渡されるところを紹介されています。
実は、欧米では「左遷」というモノがあり得ないようで、ジョブ・ディスクリプションという、職務内容を詳しく取り決めた上で雇用する制度であったり、日本の新卒一括採用という制度がないことがその要因のようです。
モチロン皆無ではないのですが、人事部が自らあからさまな「左遷」をするということは多くないようで、多くの場合は、異動の辞令を受けた側の「感じ方」のようです。
それでスネてしまってキャリアを滑り落ちる人もいれば、「今に見ていろ!」と一発逆転を果たす人もいますし、新たな道を見出して人生を充実させる人もいらっしゃいます。
ということで、思った通りの異動じゃなくても、できるだけいい分を見出して前向きに取り組むことで、「左遷」なんてモノはありえなくなるかも知れませんね!?