- 作者: 杉山茂樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/03
- メディア: 新書
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「日本サッカー現場検証 (じっぴコンパクト新書)」、
「チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU 「世界最高の一戦」を読み解く (光文社新書)」
と読んで、やっぱり気になったので読み返してみました。
正直、上記2冊って、単にこの本を別の角度から眺めたもんなんだなあ、
と思いました。
上記2冊が面白くない、と言っているわけでなくて、南アフリカW杯で
の日本代表の試合振りやバルサ対マンUという試合を通して、杉山さん自身
のサッカー観を書かれているので、それはそれでスリリングなんですが、
彼自身のサッカー感があまりにも揺らぎがなくて、この本を先に読んでしま
うと、あとの2冊を読んでも、なんだか種明かしを知っている手品を見てい
るようで、ちょっと読んで損した感がある、って感じでしょうか…
まあ、そういうことで、この本には杉山さんのサッカー観のエッセンスが
詰まったすばらしい本です。
サッカーに興味にある方は、是非一読をオススメします。
でも、その後に、杉山さんの他の著書を読むことは、上記の私の経験に
鑑みて、あんまりオススメできません(笑)。