バルサ対マンU/杉山茂樹

 「日本サッカー現場検証 (じっぴコンパクト新書)」を読んでいて気になったので、読み返して
みました。
 確かに、この本の中で、本田をワントップの位置に据えた、4−6−0のフォー
メーションを提唱されています。
 しかも、その傍証として、08/09シーズンのチャンピオンズリーグ決勝 バルサ
マンUを引き合いに出しているのはもちろんですが、クライフ時代のオランダや、
クーマン監督時代のPSVがアーセナルを倒した試合を引き合いに出しているところ
まで同じです。
 「日本サッカー現場検証 (じっぴコンパクト新書)」って、この本と
4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)」を焼きなおして、
どーだすごいだろう!!っていう本だったのね、ということを
読み返して気がつくと言うのも情けないところですが…

 ただ、バルサマンUという1試合を触媒に、ヨーロッパの戦術トレンドを追う
ところや日本代表の戦い方に思いをはせるところについて、この本については、
非常に読み甲斐のある本です。