- 作者: 西部謙司
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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CL決勝の興奮も冷めやらぬなか、この記事をアップしております。
でも、2年前のCL決勝では、何か不思議なものを見た気がした、バルサの
サッカーですが、同じマンUを相手に、同じように圧倒的なサッカーをし
ているのを見ていても、すごいなーと言うのはあるのですが、2年前に
感じたような別の競技を見ているような不思議さはありませんでした。
めずらしく前フリが長いのですが、先日、
「戦術に関してはこの本が最高峰―これぞサッカーの「戦術学」 全世界30クラブ解体新書」
を紹介した西部さんの著書です。
上記の本の紹介でも、こっちのほうが戦術の興亡をよく理解できます。
内容としては、74年W杯のオランダのトータルフットボールを、ある
意味、究極の理想として、それに近づくため、もしくはそれを敗るため
の方法論としての戦術の進化を扱われています。
最近、プレッシングの進化で、アスリート系の選手ありきの戦術で
見る側とやる側のギャップが大きくなっていた気がするのですが、
昨今のバルセロナのサッカーの進化で、また技術を愛でるという
楽しみが帰ってきたのかも知れません。
でも、今のバルセロナのサッカーを打ち破る戦略ってのもまた、
出てくるんでしょうね…
あ、ちなみに、どちらかと言うと私はマンUのファンなのですが、
正直、悔しいとすら思えません。