
お客には絶対に謝るな! Never Say “Sumimasen” to Your Clients! (光文社ペーパーバックスビジネスシリーズ)
- 作者: 長野慶太
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アメリカ在住のコンサルタントが書かれた本です。
全編で感じたのは、まるで翻訳書を読んでいるみたいな錯覚でした。
確かに、著者はアメリカでマーケティングの手法をまなばれているので、
ロジックがアメリカ的になるのは理解できるのですが、言葉の使い方や、
ストーリーの展開のさせ方まで、とても日本人の書いた本だとは思えない
ほどでした。
論旨としては、全体的に、日本で営業職をしている人の言うのは、あん
まり顧客の利益に興味がないのだなあ、ということです。
確かに、顧客のことを考えている(と思っている)営業の人は多いの
かも知れませんが、そのことと自社の製品を売り込むことがひまひとつ
つながっていないんじゃないかな、と思いました。
そのことが、この本で言う「お客に謝るな」とか「注文をください
と言うな」ということが、日本の営業の人にとって非常識になっている
のかな、と感じます。
ストレートに、自分の会社の製品を提供することで、顧客の利益向上
につながるストーリーを作って、顧客と共にハッピーになりたいですね。