- 作者: 千田善
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/05/01
- メディア: 単行本
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オシム元日本代表監督の通訳をされていた方の本です。
どちらかというと前著の「「オシムの伝言」が、通訳として関わられていた
著者から見たオシム氏の人となりというか、ストーリー的な側面を中心とした
本でしたが、こちらの方は、オシム氏のサッカーに対する思想というか、練習
のやり方、試合への臨み方、試合における戦術の組み方みたいな、オシム氏が
表現されていたサッカーそのものにフォーカスした本になります。
実際の戦術自体がスゴイなあ、と言うのもあるのですが、それに向けて如何
に選手が積極的に、その戦術を浸透させる練習に取り組ませるかというところ
まで、通訳として代弁し続けた人の目をとおしてみると、より感心させられま
す。
返す返すも、オシム監督のまま続いていたらどんなところまで達していたの
だろう…と久々に思わされました。