- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2010/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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小宮さんが書かれる「お金」の本です。
元々、銀行でディーラーをされていた経験もある方なので、金融よりなのかな、と
おもいきや、著作でのイメージそのままの、堅実な「お金」に対する姿勢です。
基本的に、「出る」お金を「入る」お金を少なくしようというのが大原則で、
そのために、まず「出る」お金の状態をキッチリ把握するということになるようです。
その上で、お金を増やしていくために、長い観点で、大きくお金が出ていくイベント
と言うものを把握して、そのためにどうするか、ということを意識して置くことが
重要なようです。
そのあと「増やす」ということで、投資のお話も書かれていますが、かなりコンサバ
だと言うのもありますし、金融商品のプロファイル紹介程度にとどまっているので、
「増やす」というところにフォーカスしたい人は別の本が必要ですかね。(ただ、
「守る」ことがしっかり出来ていることが重要なようですが…)
それと、最終章が印象的だったのですが、「給与明細」をよく知る、ということで、
大多数のサラリーマンがもらっていながら、あんまり細かく中身を見ていない、
「控除」について詳しく述べられています。
そういうところから、自分のお金が出ていくことに関心を持つことが重要なんで
しょうね。