- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/09/12
- メディア: Kindle版
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最近マイブームの小池さんの本です。
今回は、「怒り」がメインテーマです。
以前紹介した『平常心のレッスン (朝日新書)』では、何らかの執着が
平常心を乱す、ということをおっしゃっていましたが、「怒り」という感情は、
「欲望」から生み出されることが多いということです。
また、「怒り」というのは、一旦表出してしまうと、どんどんそのエネルギー
を増していってしまうということと、周りにある別のことも「怒り」を再点火
しやすくなってしまうということで、どうにも厄介な感情です。
仏教の世界でも、「怒り」の取り扱いについて語られているようなのですが、
文字通り禅問答のようで、小池さん自身、「それだけかよ!」みたいに思われた
そうなのですが、それだけ扱いが難しいんでしょうね。
で、この本が薦められている対処なんですが、割と『平常心のレッスン』
での対処法と似たところはあるのですが、自分を客観的に見るというのが、結構
効くようです。
「怒り」を覚えた自分を実況するとかという感じで、自分の「怒り」を見て
みると、意外とつまらないことだと思えたりするようです。
そのほか、積極的な対処法などいろいろ紹介されていますので、「怒り」を
もてあまし気味の方は、是非。