東京マラソンを走りたい/喜国雅彦

 

 

 ハードロックファンのギャグ漫画家として知られる
喜国さんによるマラソンのススメです。

 この本も昨日に引き続き、走る楽しみを紹介して、
「アンタも走ってみ!」っていう本です。

 喜国さん自身は、少なくともこの本を書かれた時点
では、走ることそれ自体が好きなわけではなく、また
達成感を得たいと思って走っている訳でもない、とい
うことなんですが、じゃあ、何で走っているのか?と
いうことがこの本のテーマです。

 ワタクシ自身、今のところ緩やかではありますが、
まだ記録が伸びていて、サブ3.5を目指して、日々
走っておりますが、もう50歳が見えるところまで来て、
いつまでも記録を伸ばし続けることができる訳では
ない、ということも認識しておりまして、そうなった
時の走るモチベーションってどうなるんだろう、と
いう漠然とした不安を感じないでもありません。
 
 ある意味、そういう時のヒントが隠されています。

 まあ、誰にでも当てはまるモチベーションではない
んで、そのまま参考にはできないのですが、そういう
観点もアリか、とは思います。

 一つ、深くナットクしたのが、例えば、ダイエット
だとか、そういう何かの目的のために始めたランニン
グは決して長続きしない、ということです。

 逆に、走ること、そのものを楽しんでいるうちに、
副次的に色んなメリットが分かってくる、という感じ
なんでしょうか?

 将来を見据えて、パーソナルベストを更新する以外
の楽しみを探しながら走ってみたいと思います。