コントに捧げた内村光良の怒り/戸部田誠

 

 

 内村さんだけでなく、出川哲郎さん、タモリさん、笑福亭鶴瓶らのお笑いの方を中心として、ももクロ、果ては元SMAPの中居さんなどを取り上げたインサイドストーリーが語られます。

 内村さんのパートでは、内村さんのコントに懸ける執念ともいえる情熱を紹介されているのですが、ブレイクのキッカケとなったダウンタウンとの『夢で逢えたら』での斬新なコントを思い出して、あの頃からスゴかったんだなぁ…と思い出しつつ、最近のモノに至るまで、そこまで練りに練ったモノだったと知って驚きました。

 お笑いって、芸術的なモノと比べて一段低く見られる向きも無くはないのですが、人を笑わせるための苦闘というのは壮絶なモノなんだなと思わされます。

 雑誌のコラムを集めたモノなので、文章が短めなのですが、もっと長い文章でも読んでみたいと思いました。