マーケティングの専門家の方が語る情報の活用術に関する本です。
IT化が進んだ現在では1日で江戸時代の人の一生分の新たな情報に触れるとも言われていますが、何もかも咀嚼しようとすれば、それだけでもすべてをその対応に費やしたとしても追い付かないことでしょう…
だからと言って、情報無くしては仕事もマトモに進めていけないということで、取捨選択をした上での情報活用が望まれます。
タイトルの「8割」っていうのは「パレートの法則」から来ているということで、8割の成果は2割の要素から来ているというのは情報についても同じで、如何にその2割を取り出すかということが重要になってきます。
それには自分が成果を出すにあたってどういった情報が必要かということを常に意識していくことが重要なのですが、この本で取り上げられていることで新鮮だったのが、4象限の軸で、その情報が必要なのか否かというのは分かるのですが、もう一つの軸として「好き嫌い」というのを提唱されていて、そういうマトリックスで考えると「必要なんだけど嫌い」という証言の情報を蔑ろにしがちなんで、意識して集める必要があるということでした。
それにしても理央さんも留学経験者ということで、特にアメリカの大学に行かれていた方は、大量のインプットを強いられるということで、そういう効率的なコトの進め方が上手になって行くんでしょうね…日本もそうしたらいいのに…