- 作者: 藤原和博
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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藤原さんにしては即物的なタイトルですが、それだけに、最近藤原さん
の本を読んで、マンネリと不平を言うワタクシも、ちょっと期待しつつ、
かつ眉にツバをつけつつ、手にとって見ました。
結論から言うと、ごくごく底流に流れている部分は変わらないものの、
随分切り口が斬新になっていて、藤原さんの既刊を既読の人も、手にとっ
て見てもいいのではないでしょうか?
1%の人になるということがどれだけハードか、ということなんですが、
ちゃんと戦略的に考えれば、そんなに大変なことじゃないんじゃない、と
いうのが藤原さんのスタンスで、まずは、
1.パチンコをしない人になる
2.携帯ゲームを電車でしない人になる
3.本を月1冊以上読む人になる。
という、これだけでとりあえず、1/8の人になれる、ということなんだ
そうです。
その上で、権力志向⇔プロ志向という縦軸と、経済的価値に重きを置く
⇔経済以外の価値に重きを置くという横軸を組合せ、
A:権力志向&経済志向:「力」を武器にして働く領域
B:プロ志向&経済志向:「技」を武器にして働く領域
C:権力志向&経済以外志向:「つながり:を武器にして働く領域
D:プロ志向&経済以外志向:「好き」を武器にして働く領域
の4象限ごとに、必要な条件を挙げられています。
A〜Cについては、藤原さんご自身の体験も含めて、結構リアルに条件を
挙げられていますが、Dについては、大分ザツな扱いですので、自分がDに
当てはまると思われる人は、あんまり期待をせずに読んでください。