リクルートで学んだ「この指とまれ」の起業術 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 高城幸司
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
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最近お気に入りの高城さんが、出身元であるリクルートでの経験を語ります。
確かに、「起業」のことも語られて、リクルートでの経験が如何に起業に役立ったか、ということも語られるのですが、どっちかというと、リクルートでの経験が自分にとってどういう位置づけだったかを語る、というのが主題のように思えます。
この本には、高城さんがリクルート時代に関わった人たちが出てくるのですが、後に民間初の都立中の好調となられる藤原和博さんや、モチベーション関連で多くの著書がある小笹芳央さんなど、豪華な面々が出てきます。
その他にも著名な起業家がリクルートから排出されていますが、この本では、高城さん自身は、リクルート自体が特別、起業家に向いた環境だとは限らない、とおっしゃっています。
とは言いながら、他の著名な企業と比べて、周囲の人への依存度が低いというのは、やっぱり起業への適性が高くなるような人材を育てていることになるんじゃないかということで、却って内部だからこそわかりにくかった側面はあるんじゃないかと思います。
それにしても、リクルート出身の方って、リクルートについて語りたくなるもんなんですねぇ…