ストーリーブランディングの川上さんが昨今取り沙汰されることが多くなってきた「コト消費」について語られます。
「コト消費」というコトバは、2015年あたりに“爆買い”ということで大量消費をしてきた中国人観光客が次第に経験を重視するようになってきたことをキッカケに広まってきたと認識しているのですが、そういった文脈で顧客に「経験」をしてもらうことで自社の商品を消費してもらおうということで、マーケティングの一環として実施する企業が増えているようです。
ただ、そういう「コト」の提供が「モノ」の購入にイマイチつながっていないことが多いようで、ご自身のヒット作になぞらえて「コトを売るバカ」とおっしゃられていますが、せっかく「コト」を提供されても、それが「モノ」の購入につながるような
仕掛けができていなければ意味がないということなのですが、実際そういう企業が多くみられるということです。
ということで、「モノ」の消費につながる「コト」を作らなければならないとことで「モノガタリ消費」ということを提唱されているのですが、「モノ」自体になんらかのキャラづけをして、それにつながるストーリーづけをすることが効果的なようですが、
その辺りは川上さんのこれまでの著書にも繰り返し紹介されてきた「ストーリーブランディング」の手法と重なります。
「モノ」と「コト」を掛け合わせて、ガッチリと稼いでいきましょう!