なぜあの人は定時に帰っても信頼されるのか?/能町光香

 

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(035)なぜあの人は定時に帰っても信頼されるのか? *3

 

 

 

 名だたる外資系企業でエグゼクティブの秘書を務めてこられ、現在人材育成コンサルタントをされている方の著書です。

 秘書業務なんて言うと、ついているボスの都合に合わせて仕事をしなくてはいけないので、朝早くから夜遅くまで仕事をしないといけないイメージがありますが、能町さん
はイマジネーションを働かせたら、必ずしもそうはならないとおっしゃいます。

 上司のキャラや嗜好、抱えている仕事や進め方のクセなんかをしっかりと把握した上で先回りして要求されるであろうことを予め提示できるので、自分のペースで仕事がで
きる上に評価も上がるということです。

 気配りや気遣いなんていうと相手のメリットばかりがクローズアップされますが、実は自分自身にも色んな意味でトクになることが多いと気づかされます。

 この本を読んでいて思い出したのが元リッツカールトンの高野登さんがリッツカールトンでのお客様へのサービスについて書かれた諸作で、サービス業ではないフツーのビ
ジネスにおいてもそういった気配り、気遣いというのが重要な要素になるようです。

 

*1:ポプラ新書

*2:ポプラ新書

*3:ポプラ新書