地方振興のプロデュースを手掛けられている方が観光客誘致の方策を紹介された本です。
どうしてもリソースが不足しがちな地方においては地域振興といってもどうやって進めて行っていいのか途方に暮れる部分があると思うのですが、外の目から見ると意外と多くの魅力が隠されていることが少なくないようですが、そういった意味での着眼点を多く紹介されています。
そういう意味で独りよがりの“プロダクト・アウト”的な発想ではなく、訪問者のニーズに沿った“マーケット・イン”の発想が重要なワケですが、そうはいってもそんなに小難しいことではなく、訪問者と一緒に楽しむというか、その地域の人も情熱をもって取組めるようなモノを見いだすことが成功につながることが多いようです。
インバウンドの増加など、地域振興のチャンスは広がって行っているので、そういった方向での振興を進めていく上で、かなり実務的に参考になる本なんじゃないかと思います。