なぜ世界でいま「ハゲ」がクールなのか/福本容子

 

なぜ世界でいま、「ハゲ」がクールなのか (講談社+α新書)

なぜ世界でいま、「ハゲ」がクールなのか (講談社+α新書)

 

 

 TVでもコメンテーターとして活躍される毎日新聞論説委員を務める福本さんが「ハゲ」を語ります。

 タイトルはこんな感じなのですが、別に「ハゲ」礼賛一辺倒というワケではなくて、「ハゲ」に纏わる様々なトピックを語られるといった感じの本です。

 元々政治家などはハゲが散見されたということですが、政治家がテレビに出現するようになってからは、若々しいイメージが重要ということで、次第にエラクなるハゲが減っていったということです。

 それに対して経済界では相変わらずハゲがハバを利かせていて、それはハゲであることが成熟をイメージさせるということで、それが信頼感につながり、よいイメージをもたらすようです。

 その他カツラの値段や、カツラとハゲはどっちが好印象か!?などハゲに纏わる様々な話題が取り上げられるのですが、ハゲをポジティブにとらえて、寧ろハゲを開き直ってオープンにした途端モテ始めたということもあって、寧ろそういうハゲを恥じる態度こそがネガティブな印象を与えているんじゃないか!?ということを指摘されています。

 ワタクシもかなり若い頃から前線面が後退していて、気にした時期もあったのですが、これからは堂々と、寧ろスキンヘッドにでもしてやろうかしら…(笑)