難しいことはわかりませんが、「がん」にならない方法を教えてください!/水上治、大橋弘祐

 

難しいことはわかりませんが、「がん」にならない方法を教えてください!

難しいことはわかりませんが、「がん」にならない方法を教えてください!

 

 

 以前、投資家の山崎元さんに投資の方法を尋ねる『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』を出版された大橋さんが、今回は1万人以上のがん患者の治療に携わった水上先生に、がんについて尋ねます。

 そもそもがんはどんな病気なのか、どう予防すればいいか、予防するための健診はなにが必要か、いざかかってしまった時にどう治療するかということを噛んで含めるように語られます。

 そもそもがんというのは、感染症と違って自分のカラダの突然変異なので、かなり見つけにくいということがあるのと、食事・運動・禁煙と言った生活習慣に気を配るだけで2/3以上は防げるということです。(でも、肉を週に500gまでにするとか、結構高いハードルだったりしますが…)

 さらに、がんは今や早期発見できれば“治る”病気だということで、毎年受けるべき健診を紹介されます。

 日本人はわずか2,3割しか受信していないということで、欧米と比べると著しく低いということで、受診の重要性を強調されます。

 また、治療についても、医師はすぐに手術や抗がん剤治療を奨めるようですが、セカンドオピニオンサードオピニオンとナットクが行くまで診断してもらうことを強く奨められています。

 あんまりがんのことは考えたことなかったのですが、歳も歳だし、ボチボチ、マジメに考えないといけないですよね…

 

スラムダンク勝利学/辻秀一

 

スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学

 

 

 かかりつけのカイロプラクティックのセンセイに奨めてもらった本です。

 すでにスラムダンク自体が“歴史”になりつつあるのに軽いショックを受けていたりするのですが、この本はスポーツ医学とスポーツ心理学を専門とする辻先生がスラムダンクを読んで、あまりにもスポーツ選手のメンタルに関する教訓が見え隠れするのに驚かれて、作者の井上さんに問い質しに行ったところ、意図的にそうされていることを知ってカンドーし、その時に井上さんから、問い質されたことを本にしては?という提案を受けてこの本を書かれたということです。

 スラムダンクは一度通して読んだだけなので、大分記憶の彼方に行ってしまったのですが、その頃はあまり解らなかったのですが、安藤先生を始めとして、含蓄のある言葉がちりばめられていたんだなぁ…と改めて感心した次第でした。

 もう一度スラムダンクを読み返したくなりました。

 

人生を変える英語力/山元賢治、小西麻亜耶

 

人生を変える英語力

人生を変える英語力

 

 

 IBMやオラクルを経て、アップルジャパンのトップを務められた方と、アメリカやインドネシアで幼少期を過ごして、ビジネスパーソンの英語習得を支援されている方がコラボして立ち上げた英語習得支援のプログラムのプロモーション的な本です。

 ジョブスに直接スカウトされたという山元さんですが、最初に勤務したIBMでは英語に苦労されたとおっしゃっていますが、その“苦労”のレベルがスゴイです。

 どうしても非ネイティブである自分が加わると会話のテンポが乱れるということで、語句間のつながりを強く意識した発音を重視されています。

 ただ、強い目的をもって、英語で何をしたいのか?ということを考えた上で、自分の“専門”特化した内容を集中的に強めようというのはナットクです。
 
 しかも「日常会話」に苦労した話も個人的には“ナットク”なんですが、この辺の多くの日本人の“誤解”が英語の習得を妨げていることを暗に指摘されます。

 確かに山元さんが提唱されるような英語を身に付けたら、相当バリバリ、ネイティブとビジネスができるんでしょうけど、ハードルは異様に高いです…覚悟をもって取組んでください。

 

観光立国の正体/藻谷浩介、山田桂一郎

 

観光立国の正体 (新潮新書)

観光立国の正体 (新潮新書)

 

 

 『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)』の藻谷さんとスイスと日本で観光ビジネスの支援を手掛ける山田さんとのコラボレーションで、日本の観光ビジネスを語られます。

 「観光立国」と言えば、『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』で広く知られるようになりましたが、あちらが現象面を捉えられていたモノだとすれば、この本はその背景にある“原因”みたいなものに迫ります。

 日本の観光ビジネスにおいて、ほとんど顧客ニーズに沿ったサービスの提供ができていないということですが、その原因となっているのが、マーケティングの視点が皆無であり、自分たちのやっていることのPRに終始していることだと指摘されています。

 というのも地方の観光地でハバを利かせている、既得権益を持つ層が現状維持を望んでいることもあり、ミョーな政治力を振りかざして、新たな取組をする層の芽を摘んでしまうからということです。

 でも、そういうことをしていると、今伸びつつあるインバウンドのニーズにも応えることができず、結局ジリ貧になってしまう可能性が高いということを指摘されていますが、それよりも自分の利益の方が大切な人の方が多いみたいです。

 また、『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』でも触れられていたように、海外の超富裕層を取り込める“器”がないことも取り上げられていますが、結局それも現状維持を望む層の影響見たいですよね…

 「おもてなし」って言って、自分たちの独りよがりなモノを押し付けているだけじゃ、せっかくの観光資源も持ち腐れになってしまいそうです…

 

サッカーおくのほそ道/宇都宮徹壱

 

サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

 

 

 ニッチなサッカーネタを題材にすることで知られる宇都宮さんがJFLを中心に日本のサッカーのアマチュアとプロの垣根を行き来した本です。

 もともとJFLはこれからJリーグを目指そうというクラブと、アマチュアのままのチームが混在したリーグたっだのですが、この本の一連の取材中にJ3ができることになり、そのことによる影響も取り上げられます。

 そういう多様なチームが存在することに、この国のサッカー文化も豊かになったもんだなぁ…と思うのですが、宇都宮さんによると“まだまだ”みたいで、ヨーロッパ、特にドイツのように、ほとんどの街にサッカークラブがあるというような環境になれば…ということで、終章で宇都宮さんの自宅近くに横河武蔵野FCが改組して東京武蔵野シティFCとなって地域密着となったことのシアワセをつづられます。

 まあ、サッカーだけじゃないんですが、身近にスポーツを感じられる環境があることって、シアワセですよね…

 

白鵬のメンタル/内藤堅志

 

 

 長く平成の大横綱白鵬関をサポートされてきている、ストレスマネジメントを専門とされている方の著書です。

 意外かも知れませんが、白鵬のメンタルは必ずしも強くはないということなのですが、優れた特質として挙げられているのが、相撲の取り口にせよ、自身が置かれている状況にせよ、メンタルの状態にせよ、状況を言語化する能力に秀でているということです。

 そういう風に状況を顕在化させることで問題を明確にし、良い状態へもっていくようにできるのが、彼の強さの秘訣の1つだとおっしゃいます。

 加えて勝つための「流れ」を持っていることをもう1つの強さの秘訣として挙げられています。

 例えば、連勝記録が途絶えた直後って、ガタガタと連敗することが、これまでの例で多く見られていたということですが、白鵬の場合、朝稽古にでるという「流れ」に忠実に実行したため「大崩れ」は無かったということです。

 イチローもそうですが、自分の「型」って重要なんですね!?

 

サブ3・サブ3.15達成トレーニング/伊藤嗣朗

 

 

 以前、「サブ3.5、4」版を紹介しましたが、その「3、3.5」版です。

 ワタクシ自身、サブ4は泣く泣く達成したものの、3.5を目指していた途上で故障してしまい、とてもサブ3を目指せるような状況ではないワケですが、サブ3をマジメに目指す人がどんなことをしないといけないんだろう…と思って手に取ってみたのですが、これは…

 紹介しているトレーニングのキビシさは、モチロンなのですが、サブ4くらいまでなら、裏ワザと言うか、ラクに達成できる方法みたいなのを紹介してたりするのですが、ここまで来ると、そういうのは一切ナシで、淡々とトレーニングのメニューが紹介されています。

 ワタクシも、まもなく50歳代で、サブ3を目指すには残された時間が限られてきてますが、思ったより早く目指せる状況になったとしても、こんなに淡々と、こんなトレーニングをこなせる自分が想像できません…