みんなが幸せになる引き寄せの新法則/近藤純

 

 

 一世を風靡した「マーフィーの法則」以降、手を変えを変え、「潜在意識」や「引き寄せ」というのは自己啓発本の定番テーマであるワケですが、それだけそういう本が出るというのは、逆になかなか「潜在意識」に訴えかけて「引き寄せ」ることがうまくいかないことの証左でもあるということで、潜在意識ラボというコーチング的な事業を手掛けられている組織を主宰されている方が「正しい」引き寄せの方法論を紹介されています。

 

 端的に言えば、なぜ「引き寄せ」が上手くいかないかと言えば、「自分の願いだけを叶えようとしていた」のではないかと指摘されています。

 

 ということで、マズローの欲求5段階説の最上位に位置する自己欲求実現のさらに上位に「貢献欲求」というものがあるのではないか、とおっしゃられていて、他人のシアワセに貢献しようとすることが、回りまわって自身のシアワセにつながり自身の欲求を引き寄せることにつながるのではないかとおっしゃられています。

 

 なぜかというと、「引き寄せ」いうモノにはエネルギーが必要で、それが自身のエネルギーだけでは不足しがちで、周囲の人のシアワセを祈ることでシアワセになった人からのエネルギーの反射を受けることで自身が注いだエネルギーの何十倍ものエネルギーの反射を受けることで、より強いチカラでの「引き寄せ」が実現できるのではないか!?ということです。

 

 そのための第一歩として、知らない誰か…例えばコンビニで親切に対応してくれた店員さんとか…のシアワセを祈ることを習慣づけることで他人のシアワセに貢献するということを提唱されていて、そういう習慣をつけているウチに、他人のシアワセに貢献しようとガンバるようになり、ひいては自分を好きになったり、自分にシアワセが返ってくることで、元々の自分の願いの「引き寄せ」につながるということで、こういう利他的な考え方というのは、多くの人にとって受け入れやすいところでもあり、短期間でうまくいかないように見えたとしても、何か気分がいいように感じるはずで、長い目で見るとホントに「引き寄せ」られるんじゃないか、という気がします。