- 作者: ヘスス・スアレス,小宮良之
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2012/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『名将への挑戦状 ?世界のサッカー監督論?』の続編です。
本編から引き続き、グアルディオラ、モウリーニョ、ビエルサが取り上げられています。
モウリーニョに関しては、ポルトの監督時代にチャンピオンズリーグに優勝した頃に対談
された頃の話を持ち出して、あの頃は目が覚めるような攻撃サッカーを展開していたことの
に、チェルシーの監督に就任して以降、結果主義になってしまって…みたいな繰り言を展開
しています。
再三、スアレスさんは、自分はアンチ・モウリーニョではない、と言っていますが、多分、
攻撃的な嗜好を前面に出した時のモウリーニョを見たいんでしょうね。
あと、こちらで興味があったのが、アトレティコを復活させたシメオネ監督をどう評価す
るか、でした。
割と、リアクションサッカーをするイメージがあるので、あんまり好みのタイプじゃない
のかな、と思うのですが、思いの外、評価は高いようです。
と言うのも、確かにリアクション型のサッカーではあるものの、選手の闘志を引き出して
戦うチームに仕上げているところが、十分にサッカーのエンターテイメント性を引き出して
いる、と考えられているようです。
徹頭徹尾、サッカーのもたらすエンターテイメントを信仰しておられるんですね。