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言ってはいけない/橘玲

 

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

 

 

 久々に橘さんの本ですが、ブラックな世界が全開です。

 今回のテーマは「タブー」で、全編を通して“生まれながらの資質”が占める圧倒的な影響の大きさです。

 人間誰しも、努力によって人生を切り開いていけるんだ!と信じたい部分があると思いますし、そういう切なる希望を絶やさないためにも、生まれつきで人生が決まってしまうっていうようなことをいうのを「タブー」視するということらしいのですが、橘さんはそういう一筋の望みを、この本でバッサリと、徹底的に断ち切ります。

 例えば、美人がブサイクな女の人よりも得をするだとか、金持ちの家に生まれることによって色んな意味で圧倒的なアドバンテージがあるなどといった、「それを言っちゃあオシマイでしょ!?」っていうことを統計などの裏付けに基づく緻密な検証で証明してしまいます。

 ワタクシを含めて、生まれながらの才能に恵まれない大多数の人にとっては、最後通牒ともいうべき残酷な内容ですが、どこかユーモアを感じるのはワタクシだけでしょうか?