日本代表はなぜ世界で勝てたのか?/湯浅健二・後藤健生

 結構、???が渦巻きながらこの本を読みました。

 ご両人とも、私が割と好意的に捉えているサッカーの書き手なのですが、そのお二方が
私の考えていた事と真逆のことを考えておられたのですね…

 というのは、南アW杯前のテストマッチの3連敗は納得づくの敗戦で、予定通りの準備
を進めて行っていて、W杯の16強進出は、言わば必然的だった、ということです。
 私は、連敗して苦し紛れに直前のメンバーチェンジを行い、偶然それが吉と出た、と
いう受け止め方をしておりました。
 彼らによると、直前に中村俊輔を外したのも、危険な掛けではあるが、コンディションの
悪い選手を、納得づくで外すというチャレンジだったということです。

 割と、私に近い考え方を書いているサッカーライターも結構いたので、いろんな見方が
あるんだなあ、と思いました。
 サッカーって、やっぱり奥が深いですね。