- 作者: 二神能基
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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おそらくニートやひきこもりの人、もしくはその家族を中心とした周辺の人をメイン
ターゲットとして書かれているんだと思うのですが、仕事中心主義の人にも読んでもらい
たかったんだと思います。
戦後、というより明治維新以降、日本では社会全体の志向として上昇志向があって、
特に仕事において成功しようとする意欲が過剰に高いのではないか、と述べておられ、
逆にそれを実感できていない人が、不必要なまでの劣等感にさいなまれているのではない
か、と問いかけられています。
そういう不健全な状態から抜け出すためにも、仕事中心主義の考え方をやめて、家族を
始めとした、人とのつながりを重視することで人生を充実させていったらどうか、と提唱
されています。
私自身も、戦後教育にドップリの世代なんで、なかなかそういうパラダイムシフトを
自分の中で起こすのは簡単ではないですが、不必要な劣等感を抱くよりも、そういう健全
な人生を歩んで生きたいですね。
さて、数少ない本ブログの読者の皆様へのご連絡ですが、今年はこれにて失礼いたします。
今年は、本ブログに訪問いただいて、ありがとうございました。
今年は、最後に114日の連続アップという想定もしていなかった継続ができて満足して
います。
結局、年初にあげた、200冊の目標を大幅に上回って、288冊の本を紹介することができま
した。
年明けは、1月4日か5日に再開の予定です。
来年もよろしくお願いします。