- 作者: 鈴木光司
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/12/16
- メディア: 新書
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「リング」の作者への、「勉強」についてのインタビューです。
最初、タイトルに惹かれて、「リング」の作者だと意識せずに手にとったの
ですが、非常に骨太な論理展開で、非常に感銘を受けました。
作者は、勉強をすることにより、理解力・表現力・想像力を向上させること
になる、ということをおっしゃられています。
一見、実社会で実用的には見えないことでも、いろいろな側面のことを学ぶ
ことによって、これらの力の応用力を向上させる、という意義があると主張さ
れています。
あと親として、学ぶことの意義を、明確に自信をもって子供に伝えてあげる
ことの重要性を、繰り返し強調されています。
勉強することの意義は突き詰めて言えば、社会をよりよくすることだと、
作者は述べられています。
そのために、勉強による理解力・表現力・想像力の向上というベースを築き、
様々な現象について、正しく分析できるようにする、ということです。
正直、小説家って、あんまりロジカルなイメージがなかったのですが、
ここまで迫力のある論理展開に、感動すら覚えました。
子を持つ親は、是非この本に書かれていることを意識して、子供に対時して
欲しい、と思いました。