- 作者: 林真理子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/18
- メディア: 新書
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林さんの自伝的な内容を踏まえた人生訓です。
昨日紹介した伊達さんの自然体の生き方とは真逆のガツガツした
生き方のススメですが、なぜかこちらにも妙に共感できてしまうの
は、なぜなんでしょう…
最近、草食男子に代表されるように、若年層を中心に、「欲」が
著しく低下しているということを指摘されていて、そういった、言
ってみれば無気力な風潮に、大きな警鐘を鳴らすために、この本を
書かれたのかな、とすら思えます。
この本では、林さん自身の若き日は、自分で今振り返ってみて、
恥ずかしいと思えるくらい、這い上がるために「みっともない」こ
ともやっていた、とおっしゃいます。
と言うのも、自分が強く求めない限り、モノでも地位でも仕事
でも、自分が思ったようなことを、誰かが与えてくれることは有り
得ない、という信念から出てきていて、そういう姿勢なしに、ただ
なんとなくのんべんだらりと生きていくということは、林さんに
とって有り得ないことに映るんだと思います。
そんなガツガツして恥ずかしい、と思う人もいるかもしれません
が、林さんが周囲の誰かが発した言葉で一ついい言葉を紹介されて
います。
「やってしまった後悔は、すぐに小さくなってなくなってしまうけど、
やらなかった後悔は、いつまでも残る」