はじめての宗教論 右巻/佐藤優

 

はじめての宗教論 右巻 見えない世界の逆襲 (生活人新書)

はじめての宗教論 右巻 見えない世界の逆襲 (生活人新書)

 

 

 ということで昨日に引き続き、宗教の基本的な概念を紹介されているという右巻の方を引き続き紹介します。

 基本的な概念といいつつ、カンタンな内容だとというワケでないのは左巻同様です。

 そもそも宗教ってどういうモノだ、ということについて佐藤さんは「見える世界」と「見えない世界」を繋ぐものと定義されています。

 宗教の役割みたいなところも興味深いのですが、佐藤さんが再三、グローバルについて理解するには宗教、特にキリスト教について理解することが不可欠だということをおっしゃられていましたが、この本の中でキリスト教的なモノの考え方と、日本人の発想のベースとなる考え方の違いをいろいろと取り上げられています。

 確かにこれはちゃんと意識をしていないと根っこのところで理解できない事態が発生しかねない違いがあって、参考になります。

 もうちょっとツッコんでこの分野の本に当たっていかないとなぁ、って感じです。