スヌーピーの処世哲学/廣淵升彦

 

スヌーピーの処世哲学

スヌーピーの処世哲学

 

 

 スヌーピーが登場する『ビーナッツ』から抽出した「処世哲学」ってことなんですが…

 確かに『ピーナッツ』って、日本ではスヌーピーばかりが取り沙汰されて、チャーリー・ブラウンを始めとするそれ以外のキャラの“深さ”って全くと言っていい程伝わっていないんで、それを伝えるっていうのはいいんですが、ミョーにシニカルと言うか、そっちに寄りすぎてて、イヤミっていうか辛気臭くなっているような感じなんですが、純粋に『ピーナッツ』自体のメッセージって“深い”なぁ、と感じますが、著者自身のイヤミな部分を取り除きながら読むのは、何気に大変かも…