なりたくない人のための裁判員入門/伊藤真

 

なりたくない人のための裁判員入門 (幻冬舎新書)

なりたくない人のための裁判員入門 (幻冬舎新書)

 

 

 司法試験の受験指導で知られる伊藤さんによる裁判員制度の紹介です。

 この本は裁判員制度が導入された当初に出版された本なのですが、裁判員制度自体があまり深い議論を経ずに導入されたこともあって、諸外国と比べてかなりいびつな制度であり、誰もが敬遠したい制度となってしまてちるようです。

 特に裁判員が量刑判断をするというのは世界中見回しても日本だけだということで、しかも死刑判決を含む重大事件の判断のみがたいしょうとなっているということもあって、裁判員に取って過重な負担を強いる制度となっており、身体的・精神的な矯正を禁じる憲法の規定上も問題があると考える向きもあり、かなり問題の多い制度のようです。

 で、もし候補になった場合にどうすればいいのか、ということが取り上げられているような気もするタイトルなのですが、ほとんどが裁判員制度の問題点の指摘に終始しているように見受けられて「なりたくない人」をもっとイヤのさせるって趣旨だったのかな!?って感じです。(笑)