ビートたけしさんが様々な“バカ”を語ります。
嘆かわしい“バカ”だったり、愛すべき“バカ”だったりとプラス、マイナス両方の側面の“バカ”が紹介されるワケですが、ネットの普及を始めとする昨今の状況の変化により、たけしさんがおっしゃられる愛すべき方の“バカ”の居場所がどんどんと狭くなってきてることを嘆かれていて、逆にそういう人を追い詰めることを良しとする“バカ”が幅を利かせているようです。
そういう日本人の昨今の不寛容さというのは、ワタクシ自身も異常じゃないかと思うところがあり、納得させられた次第です。
まあ、小難しいハナシも多少はありますが、いつものたけし節を楽しむという意味でも面白い本だと思います。