お互い著書の中でリスペクトを表明されていたお二方による共著で、しかも『バカとつき合うな』というタイトルはお二方にピッタリな気がします。
この本の中で“バカ”というコトバは様々な意味で使われていて、後半ではお互いのバカさ加減の指摘のし合いや、挙句の果てには自身のバカさを“自慢”されていますが、そこでの“バカ”とタイトルの“バカ”はかなり意味合いが異なるようです。
そんな中でいろんな“バカ”が紹介されるのですが、堀江さんは最近の著書で再三指摘されてきた、学校教育によって大量生産される“小利口なバカ”を手を変え品を変え非難されていて、この弊害を取り除くことがひとつのライフワークであるかのように伺えます。
そんな中で一番印象的だったのが、西野さんが指摘されている「自分は老害にならないと思っているバカ」についてのことで、ワタクシ自身が身に詰まされているからということもあるのですが、あれだけ斬新な活動をされている西野さんですら、自身が老害にならないように細心の注意を払われていることに驚かされます。
この本を読んでいると、他人の目を気にすることのデメリット痛いくらい感じるのですが、それでもそこから自由になれないワタクシたちって一体何なんでしょうね…