このまま何もしないでいればあなたは1年後も同じだが潜在能力を武器にできれば人生はとんでもなく凄いことになる/久瑠あさ美

 とんでもなく長いタイトルの本ですが、これがとんでもなく美人の
メンタルトレーナーの方が書かれた潜在意識の活用に関する本です。

 マーフィー教授の本を始めとして、潜在意識の有用性について書か
れた本は多いですが、確かにその有用性は理解できるものの、今ひと
つ実際の活用法については、あいまいというかよくわからない記述の
本が多いのですが、それを実践してみよう、というのがこの本の趣旨
のようです。

 久瑠さんは、潜在意識を「未来を創り出すための武器が収められて
いる貯蔵庫」だとおっしゃられていて、そこにアクセスするための
三種の神器として、

未来を作る「want」
イマジネーション力
マインド・ビュー・ポイント

を挙げられています。

 「心」を変えることで潜在意識に働きかけ、自分の能力を十全に
引き出そうということですが、まずは、やっぱり「メンタル・ブロ
ック」を外すことが重要なようです。
 そうすれば、"have to"や"must"じゃなくて、自分がしたくてたま
らないwantを元に自分のやることを決めるようになるようです。

 さらには、自分が「こうありたい」という姿を「イマジネーション」
力をもって描き、一段高い「マインド・ビュー・ポイント」を持つ
ことで実現可能性を高めるということです。

 一番面白いと思ったのが、自分がいま置かれている状況について
自分がプロデューサーになり演出をすることと、「マイカメラ」で
状況を映し出し、それを心の中で実況してみる、ということです。

 ある程度、自分の置かれた状況を客観視することにより、緊張
とか萎縮からある程度開放される効果があるようです。

 今まで読んだのと、ちょっと趣が違い実践的な「潜在意識」の
使い方、のように思えました。