「ワインがわかるようになりたい!」とおっしゃる方は、ワタクシを含めて少なからずいらっしゃるかと思います。
でも、実はその「わかる」というのがどういう状態なのかが曖昧なのがコトを複雑にするのかも知れません。
人によっては、女のコと飲みに行ったときにウンチクをタレたいということもあるのかも知れませんし、貪欲にウマいモノを追い求めるために、というのもあるのかも知れません。
タイトルのイメージとは異なり、この本では前者の要望にはほとんど応えてくれません(笑)が、とりあえず、ごくごく基本的なワインの楽しみ方の基準を設定してくれているので、曖昧模糊なアタマの中をある程度整理してくれます。
そういった整理された最低限の知識を持って実践すること、要はその「基準」とどう異なるのか、ということの体験を重ねていくことが、ワインを「わかる」ための王道だということで、そういう当たり前のことを淡々とやることのようです。
これからは、タマには3,000円位のワインも飲んでみようかな、と思います。