今日も、Jリーグ日和/平畠啓史

 

今日も、Jリーグ日和。 - ひらちゃん流マニアックなサッカーの楽しみ方 - (ヨシモトブックス)

今日も、Jリーグ日和。 - ひらちゃん流マニアックなサッカーの楽しみ方 - (ヨシモトブックス)

 

 

 以前J1~J3までJリーグ54クラブすべてを紹介した『Jリーグ54クラブ巡礼』を取り上げた、Jリーグウォッチャーの平畠さんサッカーダイジェストに掲載された『アディショナルタイムに独り言』をまとめた本です。

 前作でもわかるように平畠さんと言えばJ1の強豪クラブだけではなく、J3で地方の弱小クラブにまで光を当てることで知られますが、この“独り言”ではそういったマニアックなクラブはモチロン、ちゃんと強豪クラブのスタープレイヤーにも触れられて、意外なことにヨーロッパのクラブにも触れられます。

 ただ、やっぱりどちらかというとプレー自体より、サポーターを中心としたクラブを取り巻く人々を取り上げる比重が高いのが平畠さんらしいところかな、と感じます。

 前作の時も感じましたが、Jリーグが発足当時に掲げたように確実に人々の生活の中にJリーグが息づいていることを平畠さんが描かれていて、嬉しくなります。

 さすがにJ3を見に行くことはあまりないのですが、最近はワタクシも時折J2を見に行ったりしますが、かつてJ1や日本代表選手だった人が活躍し続けているのを見かけてうれしくなったりしています。

 こういった方向性での“マニアック”なサッカー観戦もあるんだ、という発見をさせてくれる本です。