
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/08/19
- メディア: 新書
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「アイデア」シリーズの一環で、茂木先生の「アイデア」に関する本を
手に取ってみました。
「アイデア」に関する本を見ていると、どの本にも「アイデア」を出すと
いうことは特別な才能ではなくて、日々の取り組みによって誰でもができる
ようになる、という趣旨のことが書かれていますが、この本でも同様の記述
がされています。
その中で、トヨタにおける発明の取り組みが紹介されているのですが、そ
こでは、「一人の百歩より百人の一歩」という事で、一人の天才の発想に頼
るよりも、多くの人が少しずづアイデアを出すことを促すことで、結果とし
て大きな成果を出していこうという事で、すべての従業員に発明への取組を
促しているということです。
それを習慣化させることで、時にはフツーの社員の中からでも特許の取得
に至るような「アイデア」が生まれるということで、組織的にアイデアが出
やすくなるような取組というものが可能だということを紹介されています。
だからちょっとしたことでもいいので、これってどういう事なんだろう、
とか考えるようにすることが、意外とスゴいアイデアを出すための原点なの
かも知れません。