- 作者: 川上徹也
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2009/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近、『物を売るバカ売れない時代の新しい商品の売り方 (ワンテーマ21)』
と言う挑発的なタイトルの本が話題を呼んでいる、川上さんの本です。
このブログでも、以前、デビュー作を紹介したのですが、ストーリー
を使ったブランディングを専門にして、マーケティングのコンサルを
されている方です。
ブランディングというと、商品・サービスが対象になるイメージがあ
りますが、本田直之さんが翻訳された『パーソナル・ブランディング』
が話題を呼んだように、「個人をブランディング」するということも
徐々に脚光を浴びつつあるようです。
で、その個人のブランディングをストーリー仕立てでやってみよう、
というのがこの本の趣旨なのですが、基本的なコンセプトは、商品や
サービスの場合とあんまり変わらないようです。
自分を「買って」くれる人が、共感してくれるようなストーリーを
語るということなのですが、そのベースとなるのが、「志」なんだそう
です。
その「志」というのが、「自分が何ができるのか・得意なのか?」、
ということと、「それが、社会でどういう役に立つのか?」というこ
とで、それが広く世間の支持が得られるほど、個人のブランドの価値
が高まる、ということですが、やっぱり生半可なことでは、そういう
支持を得るのは難しいようで、支持を得るために、「できること」や
「役に立つ」ことを何度も何度も、地を這って苦労して見つけること
も、ストーリーの一部となるようです。