ワーキングプアは自己責任か/門倉貴史

 

ワーキングプアは自己責任か

ワーキングプアは自己責任か

 

 

 ちょっとブラックな経済関連の本で知られる門倉さんの著書です。

 この本は2008年に出版された本で、派遣切りなんかが問題になって
いた頃の本です。

 今は、アベノミクスが話題になって、なんとなく小康状態っぽく
なっているように見えていますが、あんまりそうでもなかったりして

 現段階の微妙に状況は違うにせよ、ホンの5%程の恵まれた階層を
別にして、世界中のあらゆる階層が何らかのカタチで困窮している
という…それが、資本主義の行きつく先なのか?

 多くの血が流れた後にもたらされるのは、そんな世界だったのか
…そんな気にさせられる本でした。