10歳までに身につけたい子どもの続ける力/石田淳

 

10歳までに身につけたい子どもの続ける力

10歳までに身につけたい子どもの続ける力

 

 

 昨日紹介した本の続編と言うか、5年後位に書かれた本なの
ですが、「続ける力」を身につけさせることにフォーカスした
本です。

 行動科学マネジメントで再三言われているのが、行動を続け
ることができないのは、

・どう行動したらいいのかわからない
・どうやって続けたらいいのかわからない

という2点の原因に集約されるということで、相手が子どもだ
と、よりその傾向が顕著になります。

 だから、昨日の本の内容とも被るのですが、まずは「すべき
行動」を具体的に説明することから始めます。

 そして、「続ける」ためには、「すべき行動」をすることで、
子どもにとって、「得になる」ことなんだと認識させることが
必要なようです。

 例えば、「すべき行動」をしたらすぐにホメるとか、ある程度、
「すべき行動」を続けたらご褒美をあげるとか、といったことを
することで、「すべき行動」が定着してくるようです。

 逆に、出来ていいないからといって、やみくもに叱るのではな
くて、この行動がこういう風にできていない、と具体的かつ客観
的に指摘することで、子どもの側としても、同じ叱られるにして
も納得感を持って受け取れる部分もありますし、「すべき行動」
をしないと損になるんだな、と理解することにもなります。

 それと、石田さん曰く、子どもに「続ける力」をつけさせる上
で、親の最大の役割というのが、「感情のコントロールをするこ
と」なんだそうですよ!(笑)