大学でジェンダー論を教えられている方による「結婚」論です。
この本は2003年の出版で、ギリギリ専業主婦幻想が生き残っていた頃のようで、センセイの教え子の女子大生たちは専業主婦をさせてくれるダンナ様への志向が強く、恋愛と結婚の線引きがかなり強かったようです。
さらには、一応念願がかなった専業主婦のエピソードで、ダンナがリストラに遭って、こんなはずじゃなかったのパート労働を強いられていたり、ダンナが家事をしない等々…こんなはずじゃなかったのオンパレードです。
さらにはかなり高齢まで結婚できなかった人の悲劇など、どうすりゃシアワセになれるんだ!?と叫びたくなる本だったりします…