中小企業が海外で製品を売りたいと思ったら最初に読む本/大澤裕

 

中小企業が「海外で製品を売りたい」と思ったら最初に読む本

中小企業が「海外で製品を売りたい」と思ったら最初に読む本

 

 

 最近では、日本国内での需要の飽和ということもあり、また海外からの日本の工業製品の品質が改めて評価されていることもあり、中小企業であっても海外での製品展開が現実的な選択肢となりつつあるようです。

 ただ、限られたリソースの中で如何にリスクを軽減しつつ海外進出を図るかというのは経営者にとって、かなり難しい課題だと思うのですが、その“解”がかなりシンプルに提示された本です。

 著者は日本企業の海外での販路開拓の支援をされている方で、その経験に基づいたアドバイスを端的に紹介されています。

 カンタンに言えば何もかも抱え込むんではなくて、海外での販売を請け負ってくれる「代理店」を活用した海外展開を模索してはどうでしょう?というのがこの本の主旨です。

 そんな中で、そういう「代理店」を如何にして見つけてくるのか、どういうカタチで「代理店」と販売契約を結ぶのか、どの程度までコミットすべきなのか…等々、海外展開において気になる基本的なことを端的に紹介されているので、実際に海外での販
売を検討されている企業の経営者の方にはかなり有用な内容なんじゃないかと思います。

 こうやってどんどん日本の“ものづくり”が世界に広がって行ったらいいなぁ…