すべての教育は「洗脳」である/堀江貴文

 

 

 以前紹介した『好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)』と対を成す本だということで早く読みたかったのですが、図書館での順番待ちが異様に長くて、こんなに遅くなってしまいました…

 なぜ多くの日本人が「好きなことだけで生きていく」ことができないのかというと、端的に学校教育での「洗脳」故だということです。

 多くの日本人は「洗脳」されていると言われると不快感を示すでしょうが、国家による教育というのは多かれ少なかれそういう側面があるモノで、北朝鮮や戦前の日本の国家への忠誠を促す教育、韓国・中国の反日教育をみればよく理解できると思います。

 戦後の日本での教育は工業立国に資する人材を作り出すために教育をデザインしてきて、ある時期まではその「洗脳」に従って生きていればある程度シアワセになれたのですが、最早いい学校に入って、いい会社に入って、定年まで勤め上げるというライフデザインが破たんしつつある現在、その「洗脳」は不利益ばかりが目立つようになっているようです。

 そんな中でこれからの人材に必要なのは「没頭」できる何かを見つけて、それを元にして稼ぐことができるようにすることが一番有望だということなんですが、未だに「洗脳」されたままの多くの日本人はなかなか自分がしたいことに「洗脳」することができないようです。

 ということで、如何に「脱洗脳」を行い、自由にやりたいことをやるというのが答えなのですが、その回答まではこの本には触れられていなくて、『好きなことだけで生きていく』に続くということみたいです。