モテと非モテの境界線/二村ヒトシ、川崎貴子

 

 

 AV監督で“深い”恋愛論を展開することで知られる二村さんと、婚活支援などのビジネスを手掛ける川崎さんが“モテ”を語ります。

 二村さんが著書で恋愛は自身の「心の穴」を埋めようとするモノだということを再三おっしゃられていますが、この本は主にその観点から“モテ”を語ります。

 基本的に男性のとっての“モテ”が語られるのですが、「心の穴」理論から言うと、女性にとって自分の「心の穴」を埋めてくれると感じる人がモテることになるワケですが、そのニーズが人それぞれだとはしても、自分の「自己肯定感」を満たしてくれることが必要で、そういうニーズを感じ取って、埋めようとしている姿勢こそが“モテ”につながるはずです。

 ただ、この本でナマの非モテの人のインタビューが取り上げられているのですが、見事なまでに自分のことしか見えてなくて、客観的に見ると、非モテって単純なことなんだなぁ…と改めて感じさせられます。

 モテていない若い男性の方、この本を読んでモテてみませんか!?