40代から最短で速くなるマラソン上達法/本間俊之

 

40代から最短で速くなるマラソン上達法 (SB新書)

40代から最短で速くなるマラソン上達法 (SB新書)

 

 

 この方、ワタクシよりもチョイ年上で、かつ40歳代にマラソンを始められたということで、かなり共通点が多く、何か参考にできないかと思って手に取ってみました。

 しかも、かなり色々なマラソンのノウハウ本を読み漁って、そのエッセンスを自分に合ったモノを取捨選択して取り入れるという「R&D」に取組まれているということで、ワタクシ自身もこのブログで取り上げた本について数多く触れられています。

 ワタクシと共通しないのは、この方、初マラソンでサブ4を達成し、更には3回目でサブ3、50歳代になっても自己ベストを更新し続けて、2時間44分という驚異的なパーソナルベストをお持ちです。

 ワタクシとのこの差は何なんだろう…と思わざるを得ないのですが、まずかなり運動能力に恵まれていることが伺えるのと、あまり大きな故障をされていないということもあるのですが、自分がコレだと思った手法について、かなり徹底的に実践されているようで、特に以前このブログでも紹介した『マラソンはゆっくり走れば3時間を切れる!』のTake先生こと田中猛雄さんが推奨する「疲労抜きラン」を忠実に実践されていて、ワタクシ自身も一時期取組んだのですが、あまりに遅いスピードに耐えかねて止めてしまったのですが、この方はしっかりと定着させているようです。

 ランニングクラブに入られたり、スピード練習にも積極的に取組まれたりと、50歳代半ばになってもムリの無い範囲で貪欲に取組まれており、ワタクシのように、あれはイヤ、これはムリとワガママ放題じゃ記録を伸ばすのはムズカシイんだな、と当たり前のことを痛感させられた次第でした…(笑)