お酒関係を手掛けるライターである方が、サブカル誌的な酒飲みと“晩酌”を語る対談集です。
深遠な性愛論で知られるＡＶ監督の二村ヒトシさんが入っているのを見て手に取ったのですが、ロック評論で知られるピーター・バラカンさんや、ワタクシ的にはジャズ漫画でなじみが深いんですが、呑みのマンガでも知られるラズウェル細木さんなど、ビミョーにシブいラインアップが並びます。
酒全体を語ることもあるのですが、一応晩酌がメインテーマとされているのは（まぁ、酔っ払い同志の会話なんで必ずしもそこにフォーカスしているは全く言えないのですが…）家で酔っ払えばそのまま眠ってしまってもいいという安心感の中での呑みが酒のみにとって最もリラックスできる状態なんじゃないか、という趣旨だからのようです。
晩酌をするのに自作のアテに工夫を凝らす方もいらっしゃれば、柚子胡椒のチューブを絞りながらアテにするというツワモノもいらっしゃって、なかなかバラエティーに富んで興味深いところです。
まぁ皆さん、呑み方は千差万別で好き勝手に呑んでらっしゃるのですが、だからこそ心底リラックスできるんでしょうね…ちょっと参考にしたい呑み方も多いんで、手元に置いておこうかな!?
