この本、ワタクシ自身は勝手にアスリート向けと言うか、運動をされている方々向けの本だと思って手に取ったのですが、どっちかというとターゲットにしている読者層はその真逆の人たちで、運動の習慣が無くて筋力が衰えつつある状況への警告とも言える内容になっています。
というのもよく「老化は足腰から」みたいなことが言われますが、筋力、特に体幹と下半身の筋力の低下は老化に直結しているということで、継続的なトレーニングにより老化のスピードを低下させることを提唱されています。
トレーニングと言うと、特に運動習慣のない人程、アスリート向けのハードなモノを想像される傾向が強いようですが、そう言う老化防止のトレーニングは強度よりも継続性を重視した方が良いと言うことで、田中宏暁さんが提唱されているスロージョギングなどを勧められていて、強度が低めのトレーニングを1時間程度取り入れるのが理想的なんだそうです。
人生100年時代と言われる昨今、少しでも健康寿命を延ばすためにも、ユルユル運動習慣をつけて行った方がいいようですよ！
