50歳からの逆転キャリア戦略/前川孝雄

 

  人材育成のコンサルティングを手掛ける会社を主宰されている方が、リタイヤを控えて将来に向けた不安を感じている50歳台のサラリーマンをターゲットにした"キャリア開発のススメ"です。 人材育成のコンサルティングを手掛ける会社を主宰されている方が、リタイヤを控えて将来に向けた不安を感じている50歳台のサラリーマンをターゲットにした"キャリア開発のススメ"です。


 ご自身も50歳台で、当時小学校6年生というまだまだおカネがかかる年代のお子さんをお持ちだったにも関わらず退職・起業をされたと言うことなのですが、その時の苦労やコンサルティングの経験を踏まえてのアドバイスをされています。


 自分ではそう思わないかも知れませんが、日本の、特に大企業に勤務しているサラリーマンは自発的にやりたいことをやって行くという姿勢に欠けがちで、どこか受け身であるとおっしゃいます。


 そんな中でリタイア後の生活を充実させるためには自分がやりたいことをやることが重要だとおっしゃられますが、多くのサラリーマンは長年受け身の仕事をしてきたが故に、そこで固まってしまいがちです。


 そういった人たちに向けて前川さんは、自身に向けて、以下の7つの質問をすることを勧められています。
 Q1 自分の人生があと1年だとしたら、何をやりたいですか?

 Q2 なぜ、その「やりたいこと」に挑戦しないのですか?

 Q3 やりたいことができない本当の理由は何ですか?

 Q4 名刺がなくても付き合える社外の知人は何人いますか?

 Q5 会社の外でも通用する「自分の強み」は何ですか?

 Q6 その強みをみがき、不動のものにするためには何が必要です?

 Q7 今のうちに何から始めますか?


 多くのサラリーマンにとっては答えにくい質問が多いですが、そうやって一度自分としっかり向き合うことで、将来への展望とそれに足りないものが見えて来ると言うことです。


 その上で、特に大企業に勤務している人は、会社での残り時間で、その足りないモノを補える機会があるとおっしゃられていて、そのことが会社での残り時間を充実させることにもつながりそうです。


 クサってるヒマはないよってことですよね⁉︎