定年後 年金プラス、ひとの役に立つ働き方/杉山由美子

 

定年後 年金プラス、ひとの役に立つ働き方 (朝日新書)

定年後 年金プラス、ひとの役に立つ働き方 (朝日新書)

 

 

 人生100年時代と言われるようになって、いわゆる企業の定年がどうなって行くのか不透明な状況になっていますが、社会に出た時に入った会社にそのままリタイアまで勤務し続けるのさえ現実的でなくなった今、セミリタイアした後をどう生きていくのかを考えることの重要性がこれまでになく高まっています。

 この本は従来の“定年後”の過ごし方を扱っておられるのですが、“人生100年”時代をデザインするのに大きなヒントとなる生き方が多く紹介されています。

 以前ほどではないかもしれませんが、特に長年1つの会社を勤め上げた人は定年退職後に、一旦は悠々自適の生活を志向するものの、すぐにその状況に飽きて、かつ社会とのつながりに飢えて呆然自失となることが多いようです。

 そうならないためには徐々に定年退職に向けた“キャリアデザイン”をして、それに向けた準備をしていくことが必要となってくるようです。

 この本の中では資格を取得して働くとか、地域貢献に勤しむとか、NGOで働くとかといった9つのパターンごとに充実した定年後のキャリアを送っている人を紹介されているのですが、そういう人たちの生き様は、ボチボチそういうことを考えないといけないワタクシにとっても大きな刺激となります。

 これをキッカケにマジメに考えないと…