引き続き『精神科医が教えるストレスフリー超大全』で紹介された参考図書で「介護心配をなくす」というセクションで紹介されているモノを手に取ってみました。
二日続けて老後の寝たきり対策的な内容の本なのですが、この本では、筋力の低下・認知力の低下・社会性の低下という「フレイル」という状態に陥らないための方法論を紹介されているのですが、そのための取組として、
・しっかり噛んで、しっかり食べる
・運動する
・社会とのつながりを持つ
を励行することを勧められています。
特にその中でもそういった取組の前提というか、ベースとなる「しっかり食べる」の部分に多くの紙面を割かれており、その中でもタンパク質をしっかり取ることを強調されています。
多くの高齢者は30歳代半ば以降カロリーの過剰摂取を戒められており、リタイア後もその戒めをアタマに置いた生活をしている人が多いということなのですが、リタイア(65歳)以降は、糖質や脂質はある程度セーブし続けて行かなくてはいけないようなのですが、運動能力を維持する前提として筋力を作るタンパク質は、以前にも増して積極的に摂取しなくてはいけないようで、一日80gのタンパク質の摂取を勧められています。
「80gのタンパク質」と言ってもあまりイメージがわかないと思うのですが、200gのステーキを食べても一日の推奨摂取量の半分にも満たないということで、朝食・昼食・夕食に振り分けて計画に摂る必要があるようです。
さらにその上で、ウォーキングなどを積極的に行って、筋肉量を維持していくことと、人とのつながりを持ちづけることで健康寿命を延ばすことができるようです。
個人的には、まだこの本に書かれているような生活を送る年代ではないのですが、これはアタマに置いておかないといけないと思いますし、ちょっと社会性に問題アリになりそうな気がするので、対策を考えておかないとな、という感じです。