引き続き『精神科医が教えるストレスフリー超大全』で紹介された参考図書で「認知症を予防する方法」というセクションで紹介されているモノを手に取ってみました。
”人生100年時代”と言われるようになって、如何にして健康寿命を伸ばすかにフォーカスが当たるようになってきていますが、そんな中で認知症を避けることは、多くの中高年に取って重要な関心事だと思われます。
そんな中でこの本はNHKの『ためしてガッテン』で認知症を取り上げられた放送回の内容をまとめられたムックとなりまして、ありがちな認知症防止対策ということで、脳を使い続けるとか、軽めの運動を心がけるといったありがちな対策も紹介されているのですが、『ためしてガッテン』でありがちな、見過ごされていた”新対策”的なものが紹介されています。
その”新対策”として紹介されたのが「糖質制限」で、アルツハイマー型の認知症がインスリン不足によって引き起こされることを紹介されており、この本に出てくる専門家はアルツハイマー型の認知症を「脳の糖尿病」と例えられていて、いわゆる”血糖値スパイク”を引き起こすような糖質の過剰摂取に警告を発せられています。
高血糖がアルツハイマー型の認知症を引き起こすメカニズムにまでは言及されていないのですが、やはり高齢の方については高血糖状態が引き起こす高血糖スパイクの状態が、硬化した血管にとってかなりの負担となってしまうんだろうな、と思いました。
個人的にはまだ”高齢者”には到達していないのですが、コロナ禍で単身赴任先から自宅に戻って一時休止している糖質制限を、いずれは復活させて認知症対策に取組まないとな、と思い起こされた次第でした。