ニュージーランド出身の写真家で、千葉県に在住しながら日本の美しい風景を紹介するブログで人気の方によるフォトエッセイ的な著書です。
この本は以前インバウンドについて『外国人だけが知っている美しい日本』を見ていた時にAmazonのレコメンドに出てきて、てっきりインバウンドについての本だと思って買ったのですが、そういうモノではなくて多少レコメンド機能に怒りを感じつつも、こういう観点って、通訳案内士としては認識しておいた方がいいな、とも思った次第です。
デイモンさんは、ニュージーランドで灯台守をされていた方の家庭に生まれたということで自然豊かな環境で育ったこともあって、日本に来られてもそういう美しさを見出されているということですが、コロナ禍以前のインバウンドでは、割とリピーター的な方々が名所旧跡に飽き足らず、日本の里山みたいなところを訪れるというニーズが数多く寄せられていたようです。
我々も英国の田園風景みたいなものに魅せられるように、自然豊かな環境に育った人を中心に、日本の田園風景に魅せられる外国出身の方々は少なからずおられるようで、だからといって大挙して押しかけられて自然が損なわれるのは困るでしょうけど、そういう美しさこそが日本の本質的なところをなすモノでもあり、多少はアピールしていってもいいのかな!?という気はしないでもありません…